電子カルテの経過一覧表機能とは
医療の現場で扱うのは、患者という生きた人間です。
同じ病気を抱えていても、その人の年齢や性別や体重、これまでに経験した他の病気などにより、必要となる処置の在り方は変わってくるものです。
そのために、同じ期間だけ同じ薬剤を投与しても、その後の健康状態の変化には個人差があり、それらの変化をしっかりと見極めていくことが医療の現場では求められることになります。
電子カルテには、そうした治療の経過を一覧表として記録できる機能も付けられています。
これまでにどのような病気に対して治療を行ったかという、医師からのオーダーの数々が記録され、その後でバイタルの面にどういった変化が起こったかなどが一覧表として記録でき、それで今後の治療計画を立てやすくなるというメリットがあります。
それらの様子を見ていくことにより、これから必要になる介入項目を新たに記入し、更に看護の必要度などが検討され、より労力を割かねばならない患者であるかどうかが確認しやすいようにもなるのです。
それぞれの患者の容態を医師や看護師がすべて正確に覚えておくことは大変なことです。
しかし、こうして電子カルテの形で容態や治療経過、その際の変化などが一元管理できるようになれば、現場の労力も大幅に削減されます。
その上で治療を受ける患者がより適切な処置を受けやすくもなるため、医療現場の質が大きく底上げされることは言うまでもありません。
電子カルテの管理には、そんな風に医療の質を向上させる効果もあるのです。
